使いみちのない風景 -8ページ目
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ぶらり鎌倉 其の二

光則寺がよかった。
鶴岡八幡宮や高徳院と比べなくても、
山を背にひっそりと建っているそこは
まさに「山寺」といった風情を醸していて、
私のほかに人が居ないのも幸いだった。

門の両脇には春になったらここの風景は見事だろうな、
と思わせる大きな枝垂桜があって、
狭い境内の中央にはカイドウの巨木が鎮座し、その周りをたくさんの樹木や花が囲む
冬を除けば一年中種々の花を楽しめるようだった。
梅もいいらしい。

脇の細い道を登った小高い山には、日朗が幽閉されていたという石の牢があり、野生のリスが顔を出す。
その場所から眺める由比ガ浜もきれいだった。


本当は北鎌倉にも行こうと思っていたのに、
そんな時間は皆無
帰ってきてから改めて鎌倉の情報誌を見てみる。

北鎌倉、よさそう・・・。

地図を見ると
それ以外にも、見落としそうなほど奥の方に
山に囲まれてぽつんと建っている寺があったりとそそられる。
しばらくは鎌倉で楽しめそうだな・・・。

やっぱり山は落ち着きます。
でも、山も海もある、というのもいい。
将来はそんなところに住みたいものです。



たぶん今月いっぱい?くらいしか見られないらしいのですが
以前に書いた中目黒の「asit」↓です
 
 http://r.gnavi.co.jp/a257000/


ブログ(左下からどうぞ)も作ったはいいけど、
ガンダムの話とかドラクエの話とか
せっかくカメラ付き携帯を買ったかと思えば
客のづら とか あご とかの写真ばかり
もっと、おいしそうなごはんとか!!
シェフが鍋振り回してる姿とか。

そこがいいのかな。



ほんにちのいちまい。

「SLEEP WALKER」/ スリープ・ウォーカー

モンドグロッソなんかでも活躍した中村雅人さんや吉澤はじめさんを
中心としたグルーヴ・ジャズ・バンド
かっこいい!!やばい!言うことなし!


ぶらり鎌倉 其の一

というわけで
行ってきました、鎌倉。

なにげに初めてだったのですが
はまりました、鎌倉。

結構近いんですね、鎌倉。

もともとが唐突に思い立っていきなり行ったので、
予備知識もあてもないぶらり旅でした。
ぶらり。

鎌倉に着いて、江ノ電に乗って長谷まで。
初めて鎌倉来たんだから、とりあえず大仏拝んどこう
と思い、高徳院へ。
途中、寄り道癖が出て脇へ逸れ、小高い山と住宅街の狭間の道へ。
後から気付いたけど、あと50mほどで高徳院だったところを500mは歩いた。
お陰できれいな紅葉が見ることが出来たが・・

(今書いててはたと気付いたけど、私はこういうことがよくある。
普通に歩いていても、とにかく寄り道したり、脇道に逸れるのが好き。   そう考えたら何だか私のこれまでの人生すらも、その性格を象徴してるようじゃないの)

大仏様は想像していたより蒼くて、曇っていたせいか何だか凄く小さく見えた。

その後光則時を見て、海沿いを散歩し、ぐるっと周って鎌倉駅まで。
そこから更に若宮大路を進み、鶴岡八幡宮に着いたときにはもうすっかり暗かった。

夜の鶴岡八幡宮は圧倒的に壮大で美しかった。
その感動たるや、本当に口を半開きにして、辺りをキョロキョロ見回しながら境内を小一時間ほども徘徊してしまったほどだ。

曇っていたせいで海風が寒く、
海は群青を薄い灰色でのばしたような色、
空は紺と白と山吹色を混ぜたような色をしてた。

ところで四方八方を山に囲まれて育ったせいで、
海というものにどうしても馴染めない。
嫌いではないのだけれど、視界に何も無いという状況と聞きなれない波の音は、地に足が着いてないような不安定な気分にさせられる。

そんなことってない?山育ちの人・・・



続きます



本日のいちまいっ

「ALL THE BEST!」/ BERRY LIPMAN

夏だなーしかしこれ



その場所では今も同じ時を刻んでいる

インドのヴァラナシに強く惹かれます。

私はヒンドゥー教徒ではないですが、
必ず行きたいと思っています。


何年か前に遠藤周作の「深い河」を読んだとき、
自分が今こうして過ごしている間にも
その場所では同じ時を刻んでいるんだと
そこで生きて暮らしている人びとを、
まるでふる里の親や友人をふと想うように
でもそれ以上の強い感情で想いました。

どんな場所について書かれた本を読んだときにも
こんな風に感じたことはなかったので、
それ以来時々ヴァラナシについて考えては
そこにある、ありとあらゆるものを見て触れたいという衝動に拍車がかかります。


「信じられるのは、それぞれの人が、それぞれの辛さを背負って、深い河で祈っているこの光景です」
と、美津子の心の口調はいつの間にか祈りの調子に変わっている。
「その人たちを包んで、河が流れていることです。人間の河。人間の深い河の悲しみ。その中にわたくしもまじっています」
                   
                  遠藤周作 『深い河』 より 


さまざまな境遇でここに来てしまった人たちの
それぞれの視点で書かれています。

私は何故か
「この世のどこかに必ず生まれ変わるから 探して、私を」
という言葉を残して死んだ、妻の生まれ変わりと思われる少女を探す
「磯部」という男の視点に重なって読んでいました。

私自身は輪廻転生を信じてはいないのですが、
こんなにも惹かれるのは
前世があるなら、インドに関係していたのかもしれません。



今日の一枚

「Aria on the G string」/Manhattan Jazz Quintet

デヴィッド・マシューズ率いる壮大なジャズグループが
バッハをアレンジ。
アリアはまじでいいです。

もうピアノ行きたくない

一昨日、テレビをつけていたら
ある番組が
「親になる練習」をしている集まりのようなものを取り上げていました。
その部屋には、
年齢も性別もさまざまな大人たちが大勢ひしめいて二人一組になり、
親役と子供役に分かれ、
子供とのコミュニケーションのとり方を練習しているのです。

所狭しと並んだ彼らが
講師の支持に従って、一斉に

子供役「もうピアノ行きたくないの」
親役 「そう?ピアノ行きたくないの?どうして?」

とやっているさまはあまりに奇妙で、
芯から凍り付いてしまいました

自分の子供との接し方がわからずに一生懸命になっている人を
非難する気にはなりませんが、
どうしてこんなことが起こっているんだろう、と暗澹たる気持ちになります。
虐待も然り


本当は、
「難しく考えすぎるから難しいんだよ。向こうも人間なんだから思うように行かない事だってあるって!まーなるようになるよ!」
と言いたい。
話して、聞いて、褒めて、叱って、
良いことも悪いこともたくさんの経験をさせ、見守り、時に首を突っ込んだりブチ切れたり一緒に泣いたり笑ったり、その子が学んでゆくのを見ていてあげればいいんじゃないか、と。

でもそんなことはわかっていてもどうにもならないくらい、
子供を持つということは、きっと今の私が考えるよりずっと
複雑なことなのでしょう


私はたぶん上記のように育てられたただの幸せ者で、
尚且つ親になった経験のない私に
こういった事に提言をする権利はありません


「親」とは何でしょう
「養育」とは
「教育環境」とは・・・
いろいろなものがそれぞれちょっとづつ、
問題の一端を担っている、と考えると
迷路に迷い込んだみたいになります。
出口はそれぞれで見つけるしかないのでしょうが

でも、見ず知らずの人間を相手に、
ピアノに行く行かないだののやりとりをするよりは
もう少しほかに出口に繋がる方法があるのではと思ってしまうのです


私は「ピアノやめたい」と言ったら
押入れに閉じ込められました



本日のone disc

定番ですが大好きです(既にネタが・・・)
いいもんはいいんだからいいのよ

「Ultimate Collection」/ DE BARGE
stay with me、不朽の名曲です



ゆるゆるで適当

昨日は更新もせず何をしていたかというと、
飲んでました。
1人で。

中目黒にある「asit」というバー?で、
「じゅんさん」と「きみちゃん」という二人がやっていて、
よくお邪魔させて頂いています。

アジアの、リゾートと言うよりは庶民が集まる屋台か海の家のような感じで、前述のとおり1人でも、友達とでもいい。
ゆるゆるで適当なかんじが落ち着きます。
でも、ごはんは何を頼んでもほんと美味しい。

絶賛してしまいましたが

大事な取引先の接待や、
初めて自分の両親に彼氏を紹介する席には向かないかもしれません。
ご注意を


今日の一枚はお休み

あとで更新・・・

一年が早いなんてぼんやり呟いてるうちは

12月15日。
年の瀬も近づいて参りましたね・・・
友達に
「1年、早いね。なんだか意味もなく無性に焦るよ」と言ったら、
「私なんか最近一日が凄く早いよ。」と返ってきて
考えさせられてしまいました。
一年が早いなんてぼんやり呟いているうちはまだ、
日いちにちを精一杯やってないのかなぁ、と。

昨年の元旦に掲げた目標を、その時の気持ちと共に思い出せますか?

覚えていないです。

毎日を大切に生きなければ。
なんて、太古の昔から言われているような覚え書きですが・・・
濃い時間を過ごしたいです。いつも。
もし人生に年輪のようなものがあるとしたら、
そんな時間を過ごしたところは、
後から見返したときに、そこだけ凄く太くなっているんだろうと思います。

本日の一枚(いつから始めたんだ)

『pop pop』/ Ricky Lee Jones

歌声が好きです。 CDで聴いているのに、凄く臨場感がある。
幼い色気と言うか、おとなの純粋さと言うか。
これはジャズのスタンダードナンバーをカバーした一枚ですが
秋の夜長にこれほどぴったり合う音楽を、他には知りません。
年の瀬だってさっき言ったばっかですが。

どうせ食べるなら、おいしいものが食べたい

貼り付け方がわかったので
とりあえず紅葉の余韻でも・・・
fukutarouさんありがとう。

そう、その髪を切りに行ったときのことですが
約束の時間までまだ結構あって、
あまりにも腹が減っていたため
ご飯を食べられるところを探しました。



ファーストフードとかコーヒー屋とかじゃなくて、
どうせ食べるならおいしいものが食べたい。
しかしこんな童顔の女が20時もまわった青山で1人で入れるところ・・・
ウィンドウ越しに、きちんとセットされた
テーブルウェアなんかが見えるところはまず無理。
こういう時に限って良さそうな店に巡り合わない。

結局入ったカフェレストランの如き店は、荷物を置く椅子も
持ってきてくれないちょっと不親切な店でした。
リゾットは美味しかったけど。

表参道~南青山界隈で、夜、女性が気兼ね無く1人ごはん出来る
おいしいお店があったら教えて下さい。

恵比寿・中目黒の「ココ行け!」情報もお待ちしてます・・
私の気に入りの店なども載せていきます。でも持ちネタ少ないので小出しにね。
はじめはやっぱ・・・ニヤリ

切っている時の彼女は楽しそうでした。

昨日髪の毛を切って来ました
美容師である友人に切ってもらっているのですが、
「好きにして」と言ったら
まるで一昔前の売れないロックミュージシャンを
ちょっとエレガントにしたような頭になり
結構かわいくて気に入っています。

切っている時の彼女は楽しそうでした。

その子が5年間務め、スタイリストにまでなった今の店を辞めるといいます。
来年からはどこかで住み込みのバイトでもするか、
京都に住んで料亭の仲居もやりたい、
農業もしたい、
そしてガツンと貯めたお金でモンゴルや北欧やアラスカや・・・
色々なところに行くそうです。
その一連の住み移りのなかで、
出会った人たちの髪を切らせてもらえたらいいな、と。

そしてたまに帰ってきては、
専ら彼女に任せっきりにしてしまっている私達の髪を
触ってくれるそうです。

心配だから、と笑っていました。



窓の外にはあんなに青い空が拡がっているのに

仕事してました。酔狂。
もう夜ですが・・・
今日は良い天気でした。
仕事は午後からだったので、午前中はアパートで窓を開けていました。
日差しの当たる床に座って、窓から入ってくる冷たい風を感じる。
そして外を見上げると雲ひとつない青空。
至福です。
だから冬が好きです。
冬の、晴れた早朝なんて訳もなく幸福な気分にさせられます。

そんな時、掃除とかしながら聴いていたのが
なんでかノーナ・リーヴス。
正確に言えばノーナの“パーティーは何処に?”を
須永辰緒さんがリミックスしたやつです。
音楽についてはこれからもいろいろ書きたいなと思うのですが
節操は無いです、いろんな意味で。

「これいいから聴けよ!」とかは大歓迎です。

音といえば、この間知り合いに誘われ
恵比寿みるくのイベントに行ってきました。
その名も“大人のイニシエーション”!
レゲエはあまり詳しくないのですが、ノリノリというよりユルユルな感じが
かえって良かった。
ユルユルの音の渦の中にいるのは心地がいいです。

音といえば、ジョビンのは“useless landscape”です。
unuseless というのは造語ですが、
まんまはどうかな、と思ったのと
響きがいいかも、と
これにしてみました。

使いみちのない風景をたくさんアップしたいのですが
今のところ画像の貼り付け方がよくわかりません・・・










お借りしました。

タイトルです。

村上春樹さんのエッセイ(とは少し違いますが)から。

ひいてはアントニオ・カルロス・ジョビンさんに。

借ります。

著作権については、詳しくないんですが・・

なので訴える前に教えて下さい。

変えるので。

小心者なので。

それにしても・・・ 初めてブログというものを書いてみているのですが、

読む人が居るのか居ないのかも、

いたとしても、果たしてどこの誰が読むのかも判らないのに

こうして誰かに向けた文体で書くというのは不思議なものです。

手紙以来ですね。

最近書いてます? 手紙。
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