使いみちのない風景 -7ページ目

ガラカメ復活

実家に帰るときに楽しみにしている事のひとつが漫画。
姉夫婦が買っています。
今回帰ったら、ハロルド作石の「BECK」21巻が出てました。
1巻からずっと読んでいます。
初めは、「無音の媒体でバンドを描くとは・・・」
とちょっと興味を持って読み始めたのですが、はまってます
実在するバンドに例えたらどんなかな。

最近(?)アニメ化されたらしく・・
怖いもの見たさで見てみたいような、見たくないような。

あとは、「バガボンド」「ホムンクルス」「NANA」などなど
実家に帰らない日が続くと新刊がいっぱいでちょっと嬉しい。

そうだ、ガラスの仮面が出てたんだっけ。忘れてた!
6年越しの最新刊。いや、よく出したなと思います。実際。
私なんか読み始めたのは小学生のとき。
姉といっしょに、よく「ガラスの仮面ごっこ」をしました。
基本的にマヤ役がひたすら演技をし、月影先生役はひたすら叱咤する、それがエンドレスに続くというものでした。
友達が来ると、亜弓さん役で加わってもらったり。
そんな私もそろそろマヤの年を追い抜いてるんじゃないでしょうか・・
あれだけの大作になると、完結させるのが難しいだろうな。
作者にとってはわが子同然なのでしょう。

紅天女の役を手にするのは果たして。
そして速水さんとマヤの恋の行方は・・・






富士に後光が

山梨の大泉から清里につながる有料道路より。
天気の良い日は、ここからの眺めは壮観です。
紅葉のころはさらなり。
朝日のさしたるはいふべきにもあらず・・・

感性がなんとなく

山月を望んで望郷の念に駆られたわけではないけれど、
またしても週末、実家に帰っていました。
今年に入って実に3回目です。いくら2時間と少しとはいえ・・・
他にする事ないんでしょうか。

けれど
故郷と東京を行ったり来たりして、
まったく違う景色や時間の流れや
人々の暮らしぶりをかわるがわる見ていると、
目に映るものに飽いてしまう事がなく
感性がなんとなく、絶え間なく刺激されている気がして

故郷でずっと暮らしていたら
東京でずっと暮らしていたら
見慣れてしまって、何とも思わなかったであろう些細な事やものたちも
その都度、目の端で捕らえてはさまざまな事を思ったりしています。







牀前月光を看る

大学の入試から、漢文が消えつつあるようです。
少子化に伴なった受験生の減少により、焦った大学側が
少しでも多くの人に受験して貰おうと入試を見直したときに
真っ先にリストラにあうのが漢文だというのです。

まさか高校までも
学習指導要領の改訂で、
古典から漢文が姿を消してしまうなんてことは・・・

絶句の形や漢文のルールはあまり覚えていませんが、
読むのは大好きでした
一音一音の響きがとてもきれいで。
声に出して読むと、情景が浮かんできそうな綴りも。


春眠暁を覚えず  「春曉」猛浩然

国敗れて山河在り 「春望」杜甫

江碧にして鳥愈白く 「絶句」杜甫

それに李白の「黄鶴樓にて孟浩然の廣陵にゆくを送る」

「矛盾」「五十歩百歩」

あとは論語の「学びて時にこれを習う、また説(よろこ)ばしからずや・・・」

教科書に載っていた有名どころです。思い出し始めたら
懐かしくて止まらなくなってきました。
でも、とても切ないものが多かった気がします。
中島敦さんの「山月記」もそう。

有名なものですが、私がとても好きな句。
李白の詩には月が多く出てきます。

「静夜思」李白

牀前に月光を看る          牀前看月光
疑うらくは是れ 地上の霜かと    疑是地上霜
頭を挙げて 山月を望み       挙頭望山月
頭を低れて 故郷を思う       低頭思故郷

秋の静かな夜。寝床から外を見ると、
地上に霜が降ったかと見紛うほどの月の光が白く差し込む。
頭を上げて窓の外に目を向けると、山の端に月が輝いている。
その月を眺めているうちに故郷が思い起こされ
頭は知らずうなだれて、望郷の念にひたるのである。

酒と泪と

私が生活の大半は恵比寿だというのに
恵比寿の飲み屋はあんまり行ったことが無く
あまつさえ中目黒でたまたま仲良くなっただけのバーに
毎夜コソコソと通っている、
という話を聞いた恵比寿に詳しい兄さんが、
「何だそりゃ!ここはお前のホームじゃないのか!」と言って
ステキなお店を連れまわしてくださったのです。


一軒目 人見知り絶好調

「Tram」
前から気になってはいたんですが
中に入ってみたらあら、オトナ。
思ってたより広い。テーブル席もあるし。マスターかっこいいし。
生しか飲まなかったけど、カクテルもご飯も美味しいらしい。
ランチもやってくれればいいのに。

二軒目 雨。とにかく寒い。

「E.cafe」って書くのかな?
こんなトコにこんな店あったんですけど、という風情。
中はなんだか暗くて、椅子とかテーブルは凄く可愛いけど
全体的な雰囲気はアジアなのか、アフリカなのか
昼間見たら壁の色とか全然違いそう 落ち着きます

三軒目。 ほろ酔い。寒い寒い

「バー池田」
ここはかなりずっと気になってた。
店自体は色んな意味でアンダーグラウンドで、
地上に出ている看板が周期的に変わる。
「アレ 始めました ・・バー池田」
「そろそろ気になってませんか?  ・・バー池田」
などなど。現在の看板文句たるや
「酒と泪とレゲエと池田」
そんな文句入りのグラスまで作ってしまった池田さん。
とっても想像していた通りの方でした。

芋焼酎をお水で割って寝かせたものを温めたという黒じょか(初)と、
ししゃもスモークと、ささみとザーサイと葱の和え物をいただく。

幸せ。


ホンノリ良い酔い加減になって来てるっていうのに
「瓶ビールでギョーザ食べたいね」という話になった一向は
反対側、ガーデンプレイスの近くの赤提灯を目指す。寒い。

4軒目 よく考えたらビール飲める腹じゃないよ

「ちょろり」
味もやしが凄く美味しかった。シャキシャキしてて、ニンニク臭くて。
餃子もなかなか。
瓶ビールは瓶ビール。
ラーメン屋として、普通にとっても満足できる。
何よりあの赤提灯がいい。初赤提灯。
深夜1時をまわっても混んでた。

N谷さん、N丸さん、ありがとう。
飲み方がオヤジになってるのは気のせい?

たくさんお店を知っていると、シーンに合わせて使えたり、
1人でゆっくり飲みたい時場所に事欠かなくていい。
結局落ち着くのは一つか二つくらいになってしまうけど

人と同じで個性のある店はおもしろい
やっている人の人柄が出ているから。
お客としてのお店とのお付き合いも難しいけど、
そういうことがスマートに出来るような大人になりたいです。


なんか締めが作文みたい・・・(落)



取り返しがつかないことなんてたくさんあります

年末・正月とやるせないことばかりが続き
暫くさぼっていました。

高校の頃、マネージャーをしていたサッカー部の
後輩が亡くなり、また地元へ。
お焼香をしに行く前、
懐かしのグラウンドでサッカーをしました。
雪解け水で地面はぐちゃぐちゃ
みんなの心もぐちゃぐちゃ。


「何とかしてやれたのに」
「止めてやれたかもしれないのに」
「どうして変化に気づいてやれなかったのか」
「会おうと思ったらいつでも会えたのに」
「もう2度と会うことができない」

みんなの後悔を全部集めたら、とてもとても重くて
ぺしゃっと潰れてしまいそうです

家族であれ、友達であれ
大切な人の死には必ず後悔がついてきます
たとえ毎日会っていたとしても
取り返しがつかないからこそ、それは大きい。

いつ誰がどうなるかなんて本当にわからない。
逆に言えば、当たり前のように生きているけれど
生きていること自体が奇跡のような気もしてきます。
スマトラ島沖地震を引き合いに出せば、
亡くなってしまった15万人以上の人それぞれにそれまでの人生があり、
それぞれにその人の死を悼むたくさんの人がいるはずです。
自分にはこの先の人生が用意されているなんて誰に言えるでしょう?

大切な人を失うかもしれないということを念頭において
行動することなど本末転倒ですが、
たくさん後悔をして悲しんで、
その人のことをずっと忘れないということしか
出来ないのは虚しい。

不可能だけれど
もう一度会いたいんです






明けましておめでとうございます。

2005年が日の目を見ました。
昨年私のブログを読んでくださった方々に感謝を。

今年も心にうつりゆくよしなしごとを、
稚拙な文章力でもってそこはかとなくかきつくっていこうかと
どうぞ宜しくお願い致します。


って言ったって、もう6日ですよ。
別にほんとに全然、ランキングとか全然、いやマジで気にしてないけど、
ほんのちょっとだけ落ちました。久しぶりに見て。
私がパソコンなどという文明の利器とは縁遠い長野の山奥で
ひたすらみかんを食べ ひたすら雪をかき
順大・今井君の激走に感動していた時に
ブログちゃんがこんな可哀想な事になっていようとは・・・
いえ、そうだろうとは思ってたけれど。

去年一年、あっという間だったなんて言いながら
よくよく思い返してみれば、転職したり、
人にも、場所でも新しい出会いがあったり、別れがあったりと満載でした。

そう考えると今年の幕開け、ちょっとわくわくします。
根拠の無いポジティブシンキング。
でもラッキーも成功もポジティブシンキングから。
病は気から。

今年の年末、今日の自分を思い出して「成長したかも」もしくは「成長したなぁ」と思えるように。どのような意味でも、どこかしらでも。






スマトラ島沖地震

M9.0を観測したスマトラ島沖地震。

各地で被害状況の把握に手間取り、情報は交錯していますが
確認された犠牲者は2万4千人とも2万5千人とも言われ、
行方不明者は5000人、未だその数は増え続けていて
被害者は全体で4万人にものぼるという見方もあります。

モルディブ、スリランカ、スマトラ島などの映像は酷いものです。
大津波が引いた後の海岸など
目を覆ってしまうような陰惨極まりない光景だったといいます。

この地震と津波で命を落とされてしまった方々のご冥福を心から祈ります。


1人の近しい友人がアジアを旅している最中です。
最後にメールが来たのは25日で、翌日からバングラディシュに入る
との事でした。
インドとミャンマーに挟まれ、インド洋に面した貧しい国です
もともと広大なデルタ地帯でもあり、
サイクロン・津波などこと気象においては災害の絶えない地域です。

安否確認は親族でなければ出来ない。
民放など当てにせず、目を皿にして手当たり次第のメディアに目を通しても、
“詳細不明”以上の情報がない。
駐日大使館の発表しているニュースにもバングラディシュの被害がどのくらいか、すらも載っていない。
情報が一切ないというのは・・・何も手につかない心境です。


どうか無事で居て欲しいと願うばかりです。



寒冷の候・・・

やっぱりパソコンが欲しいです。
自分のパソコンを持っていないので、
毎日会社でこれを書いています。

不便です。

休みの日の更新など、
更新自体を諦めるか、休日に会社に行くなどという私にとっちゃ3本の指に入るかというくらいのストレスが溜まる行為を冒すか、
わざわざネットカフェに行き、更新だけして帰ろうと思ってたら漫画にはまり気づいたら軽く4~5時間は経過。お金も時間も無駄にし、何で解ってんのにやっちゃうんだろうと頭をもたげてネットカフェを後にするか・・・


などですね
ロードオブザブログはけわしー



今年の忘年会は美々卯でうどんすき
美味しかったです。ああいう粉の美味しさが残っているんだけど
粉っぽいわけではない感じのうどん、久しぶりでした。ほんとうまかった。
庶民の私には値が張るのでランチで行きたい。

ランチといえば
最近お気に入りでよく使うのが恵比寿の「nana」
店内は可愛くて、お昼は6種類くらいの定食から選べます
この前行った時カーディガンズが流れてましたが
とても雰囲気に合っていました。と言えば、イメージして頂けるかと・・
量は女の子サイズですが、ご飯のお代わりは自由。
7分づきの発芽玄米を使っていて、おいしいです。



もう今年も残すところあと4日
さよなら、マイ申年・・・

きょうのいちまい

「GOOD GIRL」/KIM PARKER WITH THE TOMMY FLANAGAN TRIO

あのチャーリー・パーカーの継娘、キム・パーカーが伸びやかに歌い上げる
ジャズ・ボサ?ラウンジ・ジャズ?
「Sometimes I'm Blue」も好きです。
年末の忙しさもたまには忘れて、良い音楽に耳を澄ましましょう。

「No Spectators」

毎年真夏の1週間、アメリカの砂漠都市ネバダで行なわれる超巨大フェス、
Burning Man

方々の諸国から3万人もの参加者が、水と食料と思い思いのパフォーマンスを持ち込み、秩序を守りつつも自分勝手にイベントを作り上げていく。
何も無いけれど何でもできる、けれど危険で過酷なフェスティバル。
会場は砂漠。
生活はサバイバル。
金銭は無用の長物。
参加者は表現者。
ポリシーは
「No Spectators (傍観者になるな)」


昨年、知り合いの知り合いが参加していたことから知ったこのフェス。
絶大な興味を覚え、色々調べていた時に下記のサイトに出会った。

http://www.magarisugi.com/

マガリ・スギさんはバーニングマンへの参加をはじめ
とにかくいろいろなおもしろいことをされていて、
イベントレポなんかも読めてタメになるので
時々覗いていたら、発見したのが「Santarchy」
マガリさんによると94年ごろから
世界各地で開催されていたらしいこのイベント。
今年で行われる、日本では2回目の「Santarchy」。

電車の車両やバーカウンターや吉牛にいるのが全員サンタだったら・・・
曲がり角の向こうからいきなりサンタの大群が走ってきたら・・・
トイレで横一列にサンタが並んでたら・・・
ちょっとおもろいじゃん

というゆるい祭り。

楽しそうです。見る阿呆より踊る阿呆になってなんぼです。
アメリカのSantarchyなんかは凄そうですね。

ここでも、もちろん「No Spectators」の精神は健在。
楽しい事は用意されているものではなく
自らが作り上げていくものだ!と。
サンタだもの。

12月25日は渋谷が赤い!


きょうは・・・ 
 
「SAMBA」/ WALTER BLANCO

サンタ?サンバ?サンバ・・・