選べない | 使いみちのない風景

選べない

自分の身に、急に、いろいろなことが起きている。

それを引き起こしたのはすべて私の行動に拠るのだけれど、

どうにも抜き差しならない。

人生を左右するくらい大きな(少なくとも私にとっては)

決断を迫られている。

まかり間違ってもアミダで決められるような代物ではない。


どちらを選んでも後悔してしまいそうな、

極端にのんびりした言い方をすれば

「ちょっと困ってしまっている」状況なので

こうなるともう外的な力に拠るものでないだけ、マシかもしれない。

何をも恨むことができないから。


それでも人生の重みを実感できずにいる、

まるで子供のような私の軽薄さはどうだろう。

今までの私が子供であるならしかし、

いまこのときが成長するタイミングなのだろう。

私が選ぶのだ。


こういうことに直面すると 改めて、

その重圧の大小にかかわらず毎日、誰もが、

生活の中で何かを捨取選択しながら生きてきたんだと実感する。


今私はどう考え、いかに受け止めるのか。

そのことを少し考える準備だけでもしておけばよかった、

と少し悔やんでいる。

何か抜き差しならない状況で、自分が変わるであろう瞬間のときに

そのとき自分は、あなたは、どう考え、いかに受け止めるのか。

そこに決断を委ねられるか。

何を取り、何を捨てても自分を信じられるのかと。