Talk to Cindy | 使いみちのない風景

Talk to Cindy

昨年バグダッドで、ある一人の米兵が戦死した。

千八百幾人目になるのか  ケイシー・シーハン

私は彼と同じ年だ。


ブッシュ大統領は言う、

イラク、アフガニスタン、およびテロとの戦争で命を無くした

我が国の男女は、崇高な使命、無私の使命のもと死亡したのである」


唯一無二の息子を亡くした母、シンディー・シーハンは先月

テキサスのブッシュ大統領が夏休みを過ごす牧場の前で

キャンプを張った。

「自分の息子の命を奪った崇高無私な指名とは何ですか?」

「息子はどうして死んだのですか?」

という問いをブッシュ自身に投げかけたいがために。


それは石油だったか、星条旗だったか、それとも?


このニュースが全米に広まり、シンディーを

支援する人々の波はあっという間にうねりとなる。

数千人もの人々がテキサスに集まり、

キャンプには「キャンプ・ケイシー」という名がついた。


「私はブッシュ大統領に、息子の名前や家族の名前を

 更なる人殺しの正当化のために使って欲しくないのです、

 息子の名前や犠牲や名誉を更なる殺人の正当化に

 利用しないで欲しいのです。

 一人の母親として、どうして私が今経験していることを、

 イラク人であれアメリカ人であれ、

 他の母親もう一人にも経験して欲しいと望みますか?

 それに、私が彼に言いたいのは、

 息子の犠牲を讃える唯一の方法は、

 今すぐ部隊を帰還させることだということです。」


ブッシュ大統領は9月11日、きっとおごそかな顔つきで

その戦争の始まりであったそのテロの、追悼式典にあらわれ何を思うのか?

かれがシンディーに会うことはあるのだろうか。


米兵だけでない。現地イラクの兵隊、それを数で勝る民間人の犠牲。

これから先払われるかもしれない更なる犠牲、

今となっては、それを救える のもまたブッシュ大統領であるのに。



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