残像@カフェ | 使いみちのない風景

残像@カフェ

家の近くに、割といいネットスペースを見つけたので

今日はそこから書いています。

そこは東京の人々のカフェ。

「TOKYO PEOPLE'S CAFE」

シンプルな名前です。

今となってはちょっと懐かしいクラブジャズがかかってます。

店内の雰囲気もなかなか良く、これからちょくちょく来そうです。


お店の中には銀行まであり、不思議です。

少し大きめの掲示板があって、

「英語教えます」とか、

「子犬貰ってください」とか、

「大人のためのピアノ教室」とかギャラリーのフライヤーなどが

所狭しと貼ってあって、

ケーキの専門学校に通っていた頃、

学校の近くにあってしょっちゅう行っていたBEN'S CAFEを思い出します。


オーナーが外国人らしく(ベンさん?)

お客さんも外国の方が多くて、雰囲気はアメリカの片田舎、

太ったおばさんがどすんと腰を据えて切り盛りしていそうな、

素朴で、薄暗い店内にカラッとした陽気さのある店でした。

そこで働いている女の子達は日本人ですが

何ともいえない純朴さを醸していて、またいいんです。

そこは奥の壁一面が掲示板のようになっていて、

すぐ脇の席でアメリカンチェリーのトライフルを食べながら

その途方もなく様々なメッセージを端から読んだものです。


それ以外の壁はぐるりと、一週間くらいごとに

代わる代わる誰某というアーティストの絵や写真がかかっていました。


TOKYO PEOPLE'S CAFEのアイスカプチーノはいたって普通です。


先日、世田谷通りを自転車で走っていたら

通り沿いの、ペンキで壁がでこぼこに塗られたちいさな建物に

掲示板がかかっていて、

そこにはノートから、デスクトップから何台かの中古の、

でもそんなに古く無い型のパソコンの写真と

phsの番号が書かれたものと

「windowsXP、word、excel インストール済み」

「故障など 一年間保証」

と書かれた紙が貼ってあります。

その値段は2~3万円。

これって信じていいですか?