コーヒーと煙草の必然性
COFFEE&CIGARETTSを観た。
カフェを舞台に繰り広げられる、11本のショート・フィルムから成るリラックスムービー。
そのどれにも、コーヒーと煙草が必然的に登場する。
カメラが固定されているのかと思うくらい、
被写体との距離(何ていうんだろう?わからないけど)
が終始一定なので、まるで同じカフェの少し離れた席から
その登場人物たちのさまざまなやりとりを眺めているような気分になれる。
今もコーヒーを飲み煙草を吸いつつこれを書いてます。
コーヒーと煙草の取り持つ人と人との間。
どんな場面にもコーヒーと煙草を添えるだけで、
少しだけ詩的に、あるいはコミカルに、はたまたドラマティックになる
というジャームッシュの視点に共感。
どうということのない風景だからこそ、噛めば噛むほど、的な味わいのある11本。