それはつまり生命力
「バイオリズム」ってよく聞く単語だけれど、
なんとなーく運だとかツキだとか、
そういう実体のないものの波のことを言うのだと思ってました。
カタカナなので、まあ外国人の「星座とか宇宙系の占い師」
を自称する胡散臭いヴェールを被ったおばあさんが
「“バイオのリズム”。うん、なんか響きがいいしそれっぽいじゃん。使おう」
みたいな感じで言い出したのがもう狙い通りそれっぽく、広まったものなのかと。
ところが、これ大変失礼な勘違いで
バイオリズムはアメリカ科学アカデミー学会において承認されたという
科学的根拠また臨床心理に基づいた(世紀の大)発見だったわけで、
「国際バイオリズム協会」なんて
結局どんな活動をしてるのかよくわからない団体があるくらいです。
パワーストーンとかラッキーアイテムなんかの類にカテゴライズしていてどうもすみませんでした。
いきなりバイオリズムの話を始めたのは、
ブログの更新が滞っていたのはバイオリズムが低迷していたからだ、
などという言い訳をするつもりではありません。よもや。
なんかいつも言い訳臭くなるのは後ろめたいからでしょうか。
後ろめたい生き方。後ろ暗い生き様。
常に言い訳してるか謝ってるかの自分がイヤー!!
ごほん。そんなことはいいんです。
バイオリズムは「知性」「身体」「感情」の3つにおいて、
生まれた瞬間から死ぬまでの間一定周期で刻まれている高・不調のリズムを言うらしいです。
知性は33日。身体は23日。感情は28日。
これがそれぞれ好調と低迷の間で曲線を描き、
リズムに合わせて交差したり離れたりする中で
要所要所に<注意日><好調日>がある、と。
例えば知性の要注意日には判断力や思考力が弱まるので交渉事には向かず、記憶力も減退するため物忘れに気をつける、というように。
誕生日さえ分かればすぐ分かる、簡単!お得!な体内時計。
(アカデミー公認)
バイオリズムについて書かれた数あるサイトの中には
バイオグラフを参考にした人の匿名体験談が載せられているものもあり、
「好調日にパチンコ行ったら大勝ちした」(埼玉県・♂・36才)
「好調日に麻雀したら大勝ちした」(以下略)
「事故って鼻がもげて、後で見てみたら要注意日だった」
などそれこそパワーストーンだとか、悪くすれば絵とか壷とか幸運のミニ地蔵とか、そんなレベルの話と混同してしまいそうになるけれど
アカデミー賞です。
科学的です。
無料です。
何か大事なことや大きなことをやる時に、
バイオグラフを参考にしてみるのも一興かもしれません。
「生き様が後ろ暗い」と言い出すような要領の悪い人間は、
リズムに逆らわず、バイオの波に乗ってサーフィンを愉しむかの如く
過ごしてみたら意外といいのかもしれません。
更新の滞留において、
このブログを見てくださっていた稀少な方々には
申し訳ない、というか見捨てないで、という気持ちでいっぱいです。
精進して参りますので。